5-B3. 霧ゴシック

霧ゴシックR

目次

霧ゴシック

「霧ゴシック」はAdobeのOpen Sourceフォントの一つ、源ノ角ゴシック(英語名:Source Han Sans)の派生フォントです。JP版をベースに、次のような変更が加えられています。

 変更はすべてソースに対して行い、その後Adobe製ツール (AFDKO)を用いてビルドしましたので、前記の変更点以外は機能・品質とも源ノ角ゴシックと同じです。グリフのヒンティング情報やIVSなども、すべて源ノ角ゴシックのものをそのまま継承しています。

 ちなみにGoogleよりNoto Sans CJKという名称でリリースされているフォントは、名前が異なるだけで中身は源ノ角ゴシック (Source Han Sans) の同等品です。

Download

 本フォントは源ノ角ゴシック (Source Han Sans) と同じSIL Open Font License 1.1の下、提供されます。

 イタリック版で実際にイタリック体グリフが表示されるのは、「U+017Fまでの文字」および「Adobe-Japan1-7にイタリック体グリフが含まれている文字」のみです。ギリシア文字・キリル文字などその他の文字はイタリック体では表示されません。
 ローマン版もイタリック版もグリフ集合は共通です。OpenTypeのital機能が使えるソフト(InDesignの「欧文イタリック」など)でご利用の場合は、別途イタリック版をダウンロードする必要はありません。

欧文グリフについて

 源ノ角ゴシックに含まれる欧文グリフは、Source Sans ProというOpen Sourceフォントのグリフを加工したものです(参考記事)。このSource Sans Pro(以下SSP)には源ノ角ゴシックにない文字が多く含まれています。
 そうした文字の一部を霧ゴシックに取り込むため、霧ゴシックのversion 2.100以降では、SSPのレポジトリで公開されているvariableフォント用のソースから直接源ノ角ゴシックと同じウェイトのグリフを作り出し、ラテン・ギリシア・キリルなどいわゆる欧文文字についてはそちらのものに差し替えています。

 大元のグリフデータは同一であるものの、AdobeがSSPのグリフをどのように加工して「源ノ角ゴシックの欧文グリフ」としたのか具体的な手順は公開されていないこともあり、源ノ角ゴシックに含まれている欧文グリフと、霧ゴシックに含まれているそれとは完全には一致していません。ピタリと重なるグリフもあれば、わずかにずれが見られるグリフもあります。

フォントの改訂履歴

今後の予定

 霧ゴシックの派生元である源ノ角ゴシックのversion 2.003が4月上旬にリリースされました。当方で調べたところ、前の版 (2.002) と比べて「見た目はほぼ同じなもののデータ上は変わっている」というグリフが相当数あり、この中には改変を行っている「き」「さ」も含まれています。そのためベースフォントを2.003に更新するに際しては、これらのグリフの作り直しが必要となる見込みです。

 源ノ角ゴシック 2.003についてはvariable font関連のバグが既にいくつか報告されていて(#291, #296)、近いうちに2.004がリリースされることも予想されます。その際、再度アウトラインの調整が行われる可能性も考えられますので、あえてベースフォントの更新は急がず、ゆっくり作業を行う予定です。

 2021年5月1日追記:源ノ角ゴシックの2.004がリリースされました。これをベースに更新作業を行う予定です。

データ

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